性感染症を知っていますか?

目次

性感染症(STI)とは

  • 性感染症(STI; Sexually-transmitted Infections)とは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒及び淋菌感染症など、性的接触を介して感染する可能性がある感染症を指します。
  • 性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。
  • オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
  • 性感染症は、かゆみや痛みのような症状が問題であるだけではなく、感染症の種類によっては、もし治療をしなかった場合、不妊の原因となったり、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺障害を残したりすることもあります。また、粘膜が傷つくことにより、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染しやすくなるなど、他の感染症に罹りやすくなることもあります。
  • 特に、生殖年齢にある女性が性感染症に罹患した場合には、母子感染(母親から赤ちゃんへの感染)により、先天性の体の障害の原因となり、放置すると障害が残る可能性もあります。
  • 感染しても、比較的軽い症状にとどまる場合や無症状であることもあるため、治療に結びつかないこともあり、感染した人が気付かないままパートナーに感染させてしまうこともあります。このため、不安に感じたら検査を受けることが大切です。
  • 性感染症の表記、「STI」と「STD」にはどのような違いがあるのか。
    STIは、”Sexually Transmitted Infection”を略したもの⇒感染が確認されれば、症状がなくても、STIになります。
    STDは、”Sexually Transmitted Disease”を略したもの⇒感染が確認されて、症状が現れているのがSTDになります。

現在梅毒の流行が拡大しています

出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001244322.pdf

一般的な検査について

保健所や医療機関で検査を受けることができます。

不安に感じたら、すぐに検査を受けましょう。検査方法は症状により異なります。主に血液検査や視診、尿検査、おりものを採取した検査となります。

*予防方法について

コンドームの使用や検査や医療の積極的な受診による早期発見及び早期治療が性感染症の発生の予防及びまん延の防止に有効です。ワクチン接種により防ぐことができるものもあります。

*無料匿名検査について

保健所により、匿名・無料でHIVや梅毒などの性感染症の検査を受けることができます。なお、HIV検査は、結果が分かるまでに1週間程度かかる「HIV通常検査」と、当日結果が分かる「HIV即日(迅速)検査」があります。夜間・休日検査やレディース・デーなどが設けられているところもあります。

*治療について

性感染症の多くは治療できます。ただし、早期の段階で治療しなければ、合併症や後遺障害が残る可能性があるものもあり、早期発見、早期治療がとても重要です。治療方法は、感染症の種類によって異なります。

感染症・予防接種相談窓口:厚生労働省

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について、相談にお応えします。

※行政に関するご意見・ご質問は受け付けておりません。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。
※オペレーターへの暴言、性的発言、セクハラ等の入電はご遠慮ください。他の入電者様の対応に支障が生じております。

●電話番号:03-5656-8246 
●受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)

性感染症 厚生労働省
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