厚生労働省は、毎年9月の「自殺予防週間」において、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施している。
昨年の自殺者数は前年を上回り、特に小中高生の自殺者数が過去最多となるなど深刻な状況となっている。
「自殺予防週間」では、電話やSNSによる相談支援体制の拡充や、主にこども・若者に向けて、ポスターや動画による相談の呼びかけなど集中的な啓発活動を実施する。また今年は、自殺予防週間に先立ち、こども・若者の自殺防止に向けた取り組みを強化するため、こども家庭庁、文部科学省、内閣官房孤独・孤立対策担当室と連携し、8月からこども・若者に向けた集中的な啓発活動を実施している。
また、自殺に関する報道は、その報じ方によっては自殺を誘発する可能性があるため、各メディアへ、WHOの『自殺報道ガイドライン』を踏まえた報道を行うように協力を依頼した。