医薬品医療機器総合機構(PMDA)は10月18日、「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用に関するお知らせ」を公表しました。
昨今、2型糖尿病治療薬として製造販売承認を取得している GLP-1 受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬について、「簡単にやせられる薬」などと称して処方する不適切な診療、さらに美容・痩身・ダイエット等を目的とした適応外の使用を推奨していると受け取れる広告等がインターネット上の一部ホームページ等に掲載されています。
現時点で日本においてGLP-1 受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬については、2 型糖尿病のみを効能・効果として製造販売承認を取得しているものであり、それ以外の目的で使用された場合の安全性及び有効性については確認されていません。
また、GLP-1 受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬は、医師により2型糖尿病の患者様各々の状態を確認した上で添付文書に従って適切に処方・使用されることを目的とした医薬品であり、国内で承認された使用法以外で使用された場合、本来の効果が見込めないだけでなく思わぬ健康被害が発現する可能性も想定されます。
※医療機関・薬局において、改めて最大限の留意が必要となります。