厚生労働省は2月9日時点の「通常流通用抗インフルエンザウイルス薬の供給状況」を公表しました。
1月27日〜2月2日については「4万人分」、2月3日〜2月9日については「9万人分」が、卸から医療機関・薬局等への供給量に比べ、医療機関・薬局等から卸への返品量が多くなりました。今シーズンは例年以上に急激に感染が拡大し、一時的に定点医療機関からの報告数で過去最高を記録したほか、長期間の年末年始休暇が重なったこともあり、医療機関・薬局等において、こうした感染状況が一定期間にわたって継続することにも備え、一定の在庫を確保していたことが影響していると考えられます。
なお、返品された製品については、必要としている他の医療機関・薬局等へ供給することで、医療資源の無駄が生じないように努めているとしています。
