6月11日に、「第14回すべての女性が輝く社会づくり本部・第24回男女共同参画推進本部の合同会議」が開催されました。
会議では、女性活躍・男女共同参画の重点方針2024等について、議論が行われ「女性版骨太の方針2024」が決定されました。
岸田総理:
すべての人が生きがいを感じられ、多様性が尊重される、持続的な社会の実現のため、以下四つの重点事項についての取組を進める。
第1に、企業等における女性活躍の一層の推進。
プライム市場上場企業における女性役員比率を2030年までに30パーセント以上とするとの目標達成に向けて、企業で活躍する女性の採用・育成・登用の環境整備を図るとともに、女性活躍を推進する経営層や管理職などへのアプローチを強化する。
第2に、女性の所得向上・経済的自立に向けた取組の一層の推進。
男女間賃金格差の是正に向けて、業種・分野に即した形での所得向上やリスキリングの支援、仕事と育児、介護、女性特有の健康課題などの両立支援、地域における取組の担い手やリーダー育成を進める。
第3に、個人の尊厳と安心・安全が守られる社会の実現。
能登半島地震の経験も踏まえ、男女共同参画の視点に立った防災・復興の取組を一層推進するとともに、DV(ドメスティック・バイオレンス)対策や性犯罪・性暴力対策の強化、困難な問題を抱える女性への支援、生涯にわたる健康への支援などを進める。
第4に、これらの取組を加速するため、各府省における政策の立案に際して、男女共同参画の視点を踏まえるよう改めて徹底する。